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うららかな春がやって来ました。空が澄み渡り、昼間、車を走らせていると道端の色とりどりの花が春を満喫させてくれます。
桜の花も大半が散り、これからは新緑の季節を迎えますね。 さて、昨日は「新月伐採」について述べました。 簡単にまとめますと、木はいつでも切ってはいけない、と言う事(薪に使うのなら構いませんが・・・) 秋から冬に切ると、木の辺材部分のでんぷんが少ないので虫などの影響を受けにくくなります。そのことはさらに新月から1週間位が顕著で、その頃切った木は長く持ち続けて行くことができます。 さて、今日は切った木を乾燥させる「葉枯らし乾燥」について述べたいと思います。 ○木材乾燥の目的 伐採したばかりの木材には、多量の水分が含まれており、そのままでは乾燥による収縮や狂い、割れなどが発生し、カビや腐食が生じやすくなります。こうしたことを防ぐためには、木材をあらかじめ十分乾燥させてから使用することが重要で、「葉枯らし乾燥」と呼ばれる乾燥法が古くからおこなわれてきました。 ○葉枯らし乾燥で魅力を増す材木 「葉枯らし乾燥」とは、伐採後、枝葉を付けたまま一定期間(約3か月以上)林内に寝かせ、葉の蒸散作用を利用して自然乾燥させるもので、あく抜き、渋出しなどとも呼ばれています。 この葉枯らし乾燥も昭和30年代に入り作業の機械化が進展したことなどから、衰退した時期がありました。 葉枯らし乾燥することによって、材木に「内部割れ」が起きにくい丈夫な材木になる水分分布を均質化することで割れ・狂い・反りの少ない材木が提供できること材木の色艶が良くなることバラツキの多い心材色がほぼ揃うことなどさまざまな利点があります。木材の欠点を少なくするとともに材木独特の色・艶を向上させる葉枯らし乾燥材は、材木の魅力を一層引き立ててくれます。 ○木を建材として扱うか?木を生き物として、家に活かすか? 工業材料として限られた期間内に加工・流通させる乾燥(人工乾燥)は、本来1000年かけて材木の強度が増すところを、100度の高温乾燥器の中で10日間で一気に年月を強制経過させてたものです。新月伐採をした木を葉枯らし乾燥した生きた材木は、たとえ数百年経った後でも資産価値のある材木として次代へ残せます。 さて、現場ですが、大門町のF様邸です。今日は土台と大引きの据付けが行われ、合板も貼られてシート養生をしているところです。週末の天気が少しばかり心配・・・ 柳津町のO様邸では念願のシステムキッチンが組み立てられました。明日は公的機関の完了検査です。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 株式会社フジヒロ ホームページでは、施工例、イベント情報、現場見学会などの詳細がご覧になれます。 ↓ ↓ ↓ フジヒロのホームページへ #
by k-fujihiro
| 2011-04-21 23:21
昨日までの荒れた天気がほんの少し落ち着いて、まだ気温は低いものの穏やかな空気に包まれた一日となりました。
先日、お届した「フジヒロ通信」に恩師がお葉書を送って下さいました。 3月に行われたリビングフェスタで34年ぶりに再会した恩師なのです。とても細やかな反応をいただき頭が下がる思いです。 今日、井原に伺い、鳥居を作る仕事をいただきました。お客様の知り合いの方が材料を支給して下さるのですが、打合せに伺い、「木は切り時を間違えてはいけない」と言う話が出ましたので少し掘り下げて見たいと思います。 徳島の仲野社長さんから伺ったことがあるので、知っていましたが、木は年中いつでも切って良い、と言う訳ではありません。ネットで探してみますと、分かりやすい説明にあたりましたので紹介したいと思います。 月が満ち欠けするサイクルに合わせて材木を伐採する伝統的な手法「新月伐採」。秋~冬の時期「新月伐採の木」は腐らず良質で長持ちする家を建てることができます。このことが、全国的にも林業関係者や研究者から注目され始めています。 新月の木を伐採できるのは9月から2月の「満月から新月」(月の内数週間)だけで、そのまま数ヶ月間枝葉を残して自然乾燥させる「葉枯らし」を行うと良質な材木になります。木は月のリズムによってその生命活動を変化させており、最適な時期に伐採をすると、デンプン質が少なく、腐りにくい、カビにくい、狂いにくいといった特性が得られ、室内の空気を浄化するほか、燃えにくく、最良な材木として利用できます。 秋~冬の時期の伐採に限るのも、木材の辺材部ではデンプン含有量が年間でも大きく変化するからです。供給・蓄積・消耗を繰り返して最も材内に蓄積されるのは4~7月の期間であり、9~2月の期間は最もデンプンの含有量が少なく、このことからもこの時期の「新月伐採の木」は自然のサイクルに合った木の有効利用と言えます。 このように伐採、葉枯らし乾燥した材木は良質な古材としても再利用できます。このため、ゴミにならず、地球環境と森林保全の面でも価値ある資源となります。 新月の木は、オーストリアで製材業を営むエルヴィン・トーマさんが、著書「木とつきあう知恵」(地湧社)で紹介しており、ヨーロッパで注目を集めています。 テレビ朝日「宇宙船地球号」で紹介 「月の魔力が森を救う」 ~新月の木のミステリー~ 世界最古の木造建築物も新月伐採の木材を使用 ヴァイオリンの名器「ストラディバリウス」は新月の木で作られているといいます。また、世界最古の木造建築として知られている法隆寺も「闇伐り」(=新月伐採)の木を使っているといいます。 明日は「葉枯らし乾燥」について述べたいと思います。古来から、私たちの先人たちは優れた見識に基ずいて木、ひいては森と付き合って来ました。昨今の工業化の波にさらわれてしまって本当に大事なことと向き合う事をしなくなり寂しい限りです。 今日は24節気の「穀雨」です。「穀雨」とは穀物を育成する雨のことを言い、穀物の種蒔きをするのに良い時期とされています。緑に覆われた日本の大地に新しい穀物が元気に芽生え、秋には豊かな実りを与えてくれる。そんな自然の営みを清々しい花たちが優しく見守り、雨の恵みを称えてくれているのですね。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 株式会社フジヒロ ホームページでは、施工例、イベント情報、現場見学会などの詳細がご覧になれます。 ↓ ↓ ↓ フジヒロのホームページへ #
by k-fujihiro
| 2011-04-20 23:18
日本列島全体が移動性の低気圧に覆われて大荒れの天気となりました。
こんな時は外でする仕事は天気とにらめっこなので大変です。柳津町のO様邸では内部の仕事の大半を終え、今日から外構工事が始まりましたので気を揉む毎日です。 青葉台のT様邸では24日(日)の構造見学会&勉強会に向けてこれから追い込みとなります。今回の勉強会では「子育て」が大きなテーマになっていますが、私を含めて多くの親御さんは純粋に環境の良い部屋を用意することが「子育て」の必要条件のような感じがしますが、本当にそうなのかな・・・と思っています。 私は今の当社の作業場がある所で産まれ育ち、今の家に小学校5年生の時に引っ越してきましたが、その時初めて自分の部屋が与えられました。それまでは畳の部屋がダイニングで、食事が終わって座卓を片付けるとリビングになり、眠くなると布団を敷いて寝室になる、って感じでしたから新しい家になって、家全体が広くなり、生活スタイルが大きく変わったのを覚えています。 住宅を設計する仕事に就いていて、昔と今のスタイルを考えて行くと、単純に子供部屋を取り上げるだけでは一面的な見方しかできない事が分かります。昔の生活では、子供は学校から帰ると、ランドセルを放り投げて遊びに行っていましたが、最近では習い事や塾通いが一般的です。お母さんも勤めていますから大家族でなければおじいちゃん、おばあちゃんもいません。 「子育て」を考えるうえで大切なのが、子どもはいくつかの重要な「発達期」を経て育つということです。子どもは、「一人で歩けるようになる」「話せるようになる」「一人で身のまわりのことができるようになる」というように、大きな成長の転換期があります。子どもの発達段階を下のイラストのように6つに分け、それぞれの時期の重点課題を「感性」「身体」「知性」「社会性」で分かりやすく整理しています。 例えば、幼児期後期は生活のほとんどが遊びですから、幼児にとっては生活する場所=遊ぶ場所になります。そのため、保育園や幼稚園は子どもが遊ぶことに特化した空間構成になっていますが、住まいを全面的にそうしてしまうわけにはいきませんよね。子どもだけでなく、私たち親も暮らしているのですから、大人としての生活を快適に過ごせなくなってしまいます。 折衷案として、家の一部を幼稚園・保育園のような遊び空間にリフォームしたとしましょう。自分の家が保育園みたいになった!子どもは大喜びするでしょうが、3~4年もたてばそのリフォームの意味は薄れてしまいそうです。幼児期後期は遊園地のような空間が大好きでも、やがては、一人でじっくりと物事を考える、趣味、勉強に打ち込む場所が必要になってくるからです。ならば、その次の発達期に合わせて再リフォーム…というのも現実的ではありませんよね。 ではどうすればいいのでしょうか。 大切なのは家の「可変性」「多様性」です。子どもの発達段階に応じて空間を変えることが可能である、あるいは、空間の多様な選択肢がある。これが「子育て」をサポートする家に必要な機能だと思います。 T様邸では2階に子供室を2室設けていますが、1階と適度な繋がりを感じていただけるように2室共吹抜けに面して配置しています。高気密住宅は音がこもって響きやすい、と言う欠点を持っていますから、下でテレビを見ていると音が気になって子供さんが落ち着いて勉強できない・・・と言う欠点があるかもしれません。 それでも家族を思い遣り、そんな時は下にいる家族はテレビを見るのでなく、本を読むとか、色んな過ごし方のスタイルを見つけられると思うのです。「家族の気配を感じる」と言うことはそんな事ではないのかな、と思っています。テレビをBGMにする生活スタイルを見直せば済む話です。 年配のお客様と話をしていますと、もう20年以上2階に上がった事がない、って方がおられます。昔の子供室が捨てきれないでいる不必要な物を取り敢えず置いておく物置になっているのですが、何かもったいないような気がしてなりません。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 株式会社フジヒロ ホームページでは、施工例、イベント情報、現場見学会などの詳細がご覧になれます。 ↓ ↓ ↓ フジヒロのホームページへ #
by k-fujihiro
| 2011-04-19 23:01
本格的に暖かな春が足踏みしています。今日は一日中、雨が降ったりやんだりの荒れた天気の一日となりました。
この欄で政治の事を書くとひんしゅくを買いそうなのですが・・・ 最近は菅さんの身辺が殊のほか慌ただしくなっています。彼の目線はいつもうつろで、不安定な自分自身を象徴するようです。この四面楚歌から一体彼はどんな政治手法でこの難局を乗り切ろうとしてるのでしょうか? 時代は強いリーダーを待ち望んでいると思うのですが、今日の毎日新聞のコラムが目に留まりました。記者が駆け出しの頃の話なのですが、今は亡き田中角栄さんの事を書かれています。 牧太郎の大きな声では言えないが…:今、田中角栄なら 毎日新聞社に入社、新潟支局に配属されて約100日。右も左も皆目分からない新米記者22歳は、未曽有の大水害に遭遇した。 1967年8月26日の夜から雨が降り続いていた。日本海から東西に延びる前線が東北地方の南部から石川県能登半島北部に停滞。南から暖かく湿った空気が前線を刺激して、28日には山形県南部から新潟県北部は大雨になった。新潟県岩船郡関川村で降水量が30時間で約700ミリ。荒川と支流・大石川が氾濫して堤防が各地で決壊。岩船水力発電所も浸水し使えなくなった。 翌朝、関川村は孤立していた。「現地に行け!」という命令に、どうやって行って良いのか?分からない。仕方なく、物資を運ぶ自衛隊のヘリに(ルール違反とは知りつつ)潜り込んで何とか現地にたどり着くと……高さ5メートルもある岩石が田んぼに転がっていた。初めて見た土石流!この時も「想定外」の降雨量と言われ、死者・行方不明百二十数人の「羽越豪雨」は治水対策を根本から覆す出来事だった。 復興に立ち上がったリーダーの一人が地元の衆院議員・田中角栄(元首相)だった。66年暮れ、自民党幹事長を辞任した角さんは形の上では無役だが、日本列島改造を目指す若き党人派のエースだった。 新米記者が驚いたのは、彼の行動力だった。「危ないところから安全なところへ行こう!集団移転しよう!これは公共事業。国から賃金をもらって自分たちの新天地を造るんだ!」と説得した。 1級建築士でもあった角さんは治水はお手の物だった。2級河川を1級河川にする“工夫”で洪水を防ぐ。30年後の1997年の集中豪雨は羽越豪雨と同程度の降水量だったが被害は軽微だった。 角さんは翌68年11月、幹事長に復帰、天下取りに挑むが、地元では「災害に強い男」だった。 あれから44年後の東日本大震災。66歳の古手記者になった僕は、神が我々の英知を試している、と感じた。羽越豪雨とは比べようもないが……復興に「知恵と行動力」が求められるのは同じだ。 混乱は続く。情報発信に矛盾があると人々はネガティブな方を選ぶ。「何かが隠されている?」と思えば「買い占め」にも走る。政治への不信? いま、求められるのは命がけの「知恵と行動力の政治家」。角さんなら何をするだろうか?(専門編集委員) ところで、近く、皆様のお手元に「フジヒロ通信 春号」が届くと思います。この度の通信から専門の印刷屋さんにお願いしました。今迄はカラーコピーでしたが印刷の方がはるかに安く綺麗に仕上がります。 内容も盛りだくさんです。今までは当社からの一方的な報告だけでしたが、この号から御縁をいただいた方の紹介を兼ねて、特典一杯のクーポン券をお付けしました。是非ご活用下さい。 当社の手違いで手元に届かない時はご一報下さい。追って送らせていただきたいと思います。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 株式会社フジヒロ ホームページでは、施工例、イベント情報、現場見学会などの詳細がご覧になれます。 ↓ ↓ ↓ フジヒロのホームページへ #
by k-fujihiro
| 2011-04-18 23:49
この辺りではつい数日前まで満開だった桜の花がピークを超え、葉桜に移り変わっています。地面には一面のピンクのじゅうたん。季節は巡って行きますね。
今日の朝日新聞の天声人語はとても心打たれるものでした。 ほころび、咲き、散っていく桜の姿は、他の花には抱くことのない想念を人の心に醸す。東京近辺の桜は数日前から落花がしきり。細かい光となって風に流れ、木によってはすでに残花か、もしくは葉桜に近い▼落花の名詩の多い中、〈昔去るとき 雪 花のごとし/今来たれば 花 雪に似たり〉という詩句がある。6世紀中国の漢詩だから桜かどうか分からないが、雪と花の対比が忘れがたい。去るときは雪。戻り来れば花。「別れの詩」という題ながら、季節にせよ人生にせよ、どこか春が巡る喜びが感じられていい▼みちのくを北上する桜前線は、今日はどのあたりか。各地で開花が人を励ましている。福島県いわき市久之浜では先日、津波で根が露出し幹も傾いた一樹が花開いた。耐えて咲くその姿は、東北の風土と気質を彷彿(ほうふつ)とさせる▼岩手県陸前高田市の寺にある避難所では今日、花見が行われるそうだ。がれきの街を見下ろしつつ、人々は開花を待ち望んでいると小紙が伝えていた。どんな言葉より、花の無言に励まされる心もあろうと思う▼詩人の大木実は、戦争が終わって命ひとつで復員してきた。祖国の土を踏んだ心情をうたった作を残している。〈もういちど はじめから/やり直そう/そう思った/さくらの花を仰ぎながら……〉▼被災した人には戦後の焦土にも等しいであろう眼前の光景。惨に耐えて咲く桜木を、心の荒野にそっと移し植える方もおられよう。雪が花に変わるときが、必ずくると信じたい。 ここの所の震災のニュースはもっぱら原発の事に集中しているようですが、中国でも震災のニュースは毎日テレビで報道されているそうで、それにより中国人が日本人を見る目が変わったそうです。 それまでの中国人が日本人に対して持っていたイメージは、 *日中戦争を仕掛けてきた悪い人 *南京大虐殺をした犯罪者 というものだったそうです。 今回でびっくりしたのは、 ① 被災者が配給物資を受け取るのに行列して並んでいる ② 避難所で整然と寝起きをして生活している ③ 略奪、暴動が無い ④ 兵隊さんに助けられたお婆さんが謝っている などなどと云う事だそうです。 ①②などの行列して待つなど、中国では考えられない行動だそうです。 中国政府は、文化大革命で1,500万人とも2,000万人とも言われる人が虐殺された事実は、国民にはいっさい隠して、日本の悪いところだけ教育して来たそうです。それを信じていた国民が震災報道を通じて、日本人が本当は政府が教育しているような、悪逆非道な国民では無いと気づいてきたそうです。 報道、言論の自由が保証されていない国が世界有数の経済大国、軍事大国になっている事実を改めて思い知らされますね。 今日は日曜日。午前中、府中のN様邸にリフォームの打合せに伺い、帰ってから私には大変珍しく家族で食事に出かけました。今春から大学に通う娘がいただいた進学のお祝いのお返しをお配りした後、妻の車を買いに広島トヨペットさんに伺い、私の休日が終わりました。 写真は柳津のO様邸です。こちらは今週の金曜日に完了検査を受ける段取りです。今週は大門町のF様邸の建前の段取りと、24日に控える青葉台のT様邸の構造見学会の準備に追われそうです。頑張らなくちゃ! ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 株式会社フジヒロ ホームページでは、施工例、イベント情報、現場見学会などの詳細がご覧になれます。 ↓ ↓ ↓ フジヒロのホームページへ #
by k-fujihiro
| 2011-04-17 23:46
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