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切り裂くような寒さです。週末はさらに寒さが厳しくなるようで、これから塗装が始まる大門町のS様邸は注意が必要になります。あまり夕方近くまで塗装すると固まる前に凍ってしまいますからね。
「長期優良住宅先導事業」のお客様とプランの大筋が決まりましたので申請の準備に入る事になりました。申請にはたくさんの書類が必要になりますのでどうしても時間がかかりますから早めにスタートしなくてはいけません。 ところで、建築の請負契約をするときはある程度の前金の受け渡しをするのが慣例です。ただ、先日のアーバンエステートや昨年倒産した富士ハウスなど、その地域でトップクラスの会社が詐欺行為を働くような出来事があり、問題になっています。 富士ハウスは静岡県でも屈指の企業であったようですが、記事が出ていましたので紹介します。少し長いですが読んでみて下さい。世の中にこんな事をする業者は沢山いませんが、それでも事実として認識するべきだと思います。 またアーバンエステートの記事もあわせて載せておきます。こんな事件があるから業界の信用がままならないのでしょう。嘆かわしいことです。 「多くの金を建築の前に集めることによって,建築費も安くなり,会社にも客にもメリットがある」と言われれば「そうだよねー」と思ってしまうかもしれない。元富士ハウス社員の話によると確かにそうかあーと思ってしまう。「着工して家を建てていく。資材の金もかかれば,運送費,人件費もたくさんかかる。家が完成する何ヶ月間はその金はどこから出すのということになる。じゃあ,着工前に7割頂くと,会社は借りる金額が少なくなり,金利も要らなくなるので,家も安くなる」というふうに客に説明していたようだ。 独特の手法で業績を伸ばしてきたというが,3年程前からその陰りがあったという。愛知県弥冨に建てた木材加工工場だ。売り上げが伸びない中,巨額の設備投資が経営を圧迫したのだ。そのうち取引業者に代金の支払いの延期を求めたり,半分払うので半分は少し待ってほしいという話が出てきたという。 そのころ社内では営業社員に対して「一日でも早く代金を集めるよう指示があり」,客に7割の代金を1ヶ月でも早く入れてもらうよう頼んだという。ある男性客は富士ハウスの倒産3日前に営業マンから電話があり,翌日富士ハウスに7割の2,180万円を支払いました。「えっ,もう」と思って聞いても「それがうちのやり方(安くなる理由)だ」と言われれば,何の疑いもなく「あ,分かりました」と振り込んでしまったという。その2日後富士ハウスは自己破産を申請,社員が破産を知らされたのはその翌日のことでした。元社員は「倒産してすぐに会議があったんですけど,そのときに資料が出ていたですね。『今後の対応』とか『お客様からの問い合わせのQ&A』とかができていたことに驚いた」という。「なんで『この資料がもらえるの』『何日前から準備していたの』って思いますよね,やっぱり」つまり破産前に客から少しでも金を取れるだけ取るという方針できたことになる。2,180万円を振り込んだ男性は,今月から35年間毎月10万円のローンを支払っていかなければなりません。 富士ハウスにはほとんど財産が残っていないので,支払ったお金はほとんど戻らないという。破産管財人は3月5日会見を行い「富士ハウスは自己破産を申請した当日も入金させていたことがあった」という。また,裁判所と協議している4日間の間にも契約者に入金させておりその額は4億円あまりにも及ぶという。先の男性客もその一人ということになる。弁護団が結成されて少しでも資産を減らさないように,支払った人に少しでも多く返せるようにしているとのことだが,法的には救済の目処はなさそうである。 建売だと契約時でも1・2割支払いだそうである。注文住宅だと個別性が出てきて多少のリスクはあり割高にはなるが,7割というのは異常なようだ。 そこで今では,完成保証制度というものを取り入れている業者もあるという。それは建築途中でもし破産しても,後をついでくれる業者を紹介し追加負担もほとんどなく完成できるというものだ。しかし,業者選定に破産のことまで客が考えなければならないというのは,生きていくだけでも相当なリスクの中にいるということになる。 現にこうした完成保証制度もそれほど普及はしていないという。それは万が一という保証が逆に客を不安に陥れるというのだ。この会社に頼んでいいのかと客がたじろいでしまうというのだ。それに建築会社にしても2000万の住宅で保証料がおよそ5万円。掛け捨てで戻ってこない。小さな工務店ではこの制度を利用できないという。2000万円の建築費で,利益は1%(20万円),そこから5万円引かれるというのは利益の1/4を取られるということになるからだ。富士ハウスも完成保証制度には加入していなかった。社員の中には完成保証制度を知らない者,知ってても富士ハウスだから大丈夫だよねという雰囲気になっていたという。 これを自己管理だとか,消費者もリスクを考えろといわれても,ちょっとそこまではわからないというのが普通ではなかろうか。専門的な知識が必要になるから。「絶対に病気にならない生活は誰にも保証できない」から健康保険がある。同様に住戸も何らかの法的な保護制度(今回の倒産とか,欠陥住宅などに対する保護)がいるように思う。普通の人にとっては生涯1度の買い物であり,定年までも含めたローンを組んで買うのである。それが契約会社の倒産リスクまで考えて買えといわれても,それは無理である。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 株式会社フジヒロ ホームページでは、施工例、イベント情報、現場見学会などの詳細がご覧になれます。 ↓ ↓ ↓ フジヒロのホームページへ
by k-fujihiro
| 2011-01-13 23:57
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